留学を決めてから、色々調べ始めると、期待と楽しみが膨らむ反面、不安がよぎることもありますよね。
今回はそんな不安が少しでも和らいだらと、私の失敗談から見える、留学失敗の原因と対策について書いていきます。
この記事は「失敗した理由①」の続きになっています。興味がある方は是非、そちらも読んでみてください。
失敗した理由
無理のあった目標設定
私の留学は、目標が自分にとって現実的ではありませんでした。
夢を持つことは素敵なことですが、それを目標とした時に具体的な計画が立て、達成できるかどうかは現実的な話になります。
買い物にさえ不安があるレベルの語学力で、一年以上一人暮らしをし、フランス人に混じりスタージュを受ける。
スタージュ先はメイクアップスクールの紹介があったとしても、担当者と会って話をして契約をするのは自分だし、実際の現場で仕事をするのも自分 。
当時の語学レベルを考えると、その目標設定には明らかに無理があったと思います。
もちろん、勢いと気合と人との巡り合わせなどで、うまく行く場合もあるかも知れません。
しかし、当時の私には勢いはあったかも知れませんが、気合も運も人並み、語学力は人並み以下でした。
自己分析をせずに計画
勢いと気合いと言う言葉をに使いましたが、そもそも私は、何かを気合いで乗り越えるタイプではありません。どちらかというと、用意周到にしたい性格で、その方が気持ちも落ち着いて行動できます。
それにもかかわらず、自分の語学力や学習スピード、得意不得意を考慮せずに語学学校の期間を設定し、その後の予定までも立てて、フランスへと出発してしまったのでした。
準備不足
私は語学の勉強が準備不足でした。
日本でもフランス語学校に通い、勉強はしていましたが、自分の語学レベルを客観的に評価するためのDELF DALFや仏検などの試験を受けたこともなく、フランス語学校の初級のクラスに一通り通っただけでした。
学校の先生以外ににネイティブな知り合いもおらず、その学校のフランス人教師も流暢な日本語が話せる方でした。
つまり本場のフランス語に触れたことがないままでの留学でした。
また、スタージュについても行けばなんとかなると、考えていたところがあり、契約のことや現場に入って仕事をするためのコミュニケーションが自分にできるのかなど、スタージュについて、具体的に考えていない計画でした。
失敗した私が思う、留学前にやっておいた方が良いこと
フランス語の勉強
やはり語学力が自分を助け、留学成功へと導いてくれると、私は思います。
どのくらいのフランス語レベルが良いかは、留学目的によって異なります。
フランスの大学での学士や修士課程への入学などであれば、DELF DALFやTCFの成績基準が求められますし、音楽院に入学する場合もそうです。
生活するために必要な語学レベルとなると、基準が曖昧に感じますが、DELFでは B2レベルがその目安となります。
このように、留学前の準備として、自分の語学レベルが留学目的に追いついているかを、あらかじめ知っておくことをおすすめします。
自己分析
自己分析というと就活準備のようで堅苦しいと感じるかも知れませんが、生活環境が今と大きく変わることに備えるという意味で考えてください。
知らない土地で、日本語の通じない環境で長期で暮らす。
初めは好奇心や楽しみでワクワクした状態が続きますが、必ず慣れない環境からのストレスを感じる時がきます。
人によっては強い日本シックとホームシックに陥る場合も少なくありません。
そうなった時のストレスができるでけ少なく済むように、自己分析、つまり自分をよく知っておくことをおすすめしたいのです。
特に自分が落ち着く環境や人との距離感などです。
例えば、慣れない生活に疲れ、メンタルが落ちたとします。、
そんな時、人によってはフランス語から少し離れて一人の時間を増やしてゆっくり自分のペースで過ごしたいと思うかもしれません。
けれど、ホームステイや相部屋の寮で暮らしていた場合、落ち込んでるあなたを気遣ってステイ先のファミリーや寮の仲間がクラブやパーティーに誘うかも知れません。
もちろん、その誘いに応じることで元気になる可能性もありますが、今までの経験からメンタルを回復するためには自分の一人の時間を大切にした方が良いことがわかっている場合は、相部屋やホームステイではなく、個室の寮やアパートなどを滞在先に選び、一人になれる環境で暮らした方が良いでしょう。
そして留学先で築く人間関係も無理のない関係を築きましょう。
心地よい人との距離感とは人それぞれで、ましてや国籍が違えば尚更違います。
相手に合わせることが決して正解ではありません。
自分のメンタルを優先してください。
初めは、語学学校の仲間や、現地でできた友達の誘いを断ってはいけないと思うかも知れません。
留学生活を充実させるためにも積極的にコミュニケーションを取らなければと考えることが多いと思います。
しかし、自分の気持ちや、心身の疲れを無視して無理に誘いに応じてしまうのは危険です。
無理が重なった反動で引きこもってしまう場合があるからです。
自分の心地よい距離感とペースで留学先での人間関係を築くことをおすすめします。
繰り返しの目標考察
留学はたくさんのお金と時間をかけてする人生で大きなイベントです。
よって、行くからには結果を得たいと考えるのが自然です。
そのために目的と目標はあったほうが充実したものとなるでしょう。
注意して欲しいのは、立てた目的と目標に無理がないか、矛盾はないか繰り返しの見直しです。
出発時期を大幅にづらすことが難しい留学であれば尚更です。
時期をずらせるのであれば、目的と目標に合わせて準備期間を調整できますが、それが難しい場合は目的と目標を変更することも時に必要と思ってください。
自分の都合だけではなく、行こうとしている国や地域の情勢も常に変化しているため、最初に立てた計画を見直しながら、無理のないよう柔軟に対応しながら留学の計画を立ててください。
まとめ
私の留学失敗について
・目標を達成できずに帰国
・フランス語がペラペラになってない
・人にフランス留学したことを話せない
失敗した私が思う、留学前にしたほうが良いこと
・フランス語の勉強
・自己分析
・繰り返しの目標考察
如何だったでしょうか?
私の経験とそこから見える留学対策が、これから留学するあなたの役に立ったら、嬉しいです。
今日もフランス語の勉強頑張ってください。
関連記事➡【フランス留学体験談】失敗した理由①