日本とフランスの時差
3月〜10月(サマータイム)
フランスにはサマータイムがあり、夏を中心とした日中の時間が長くなる期間は通常より、時間を1時間早めます。
サマータイムの時差 |
7時間 (日本が先に時間が進んでいる) |
計算方法 |
日本時間−7時間=フランス時間 (例1)日本 18:00−7h=フランス 11:00 (例2)フランス 22:00+7h=日本 5:00 |
10月〜翌年3月
冬を中心とした日が短い時期はサマータイムより1時間遅くなります。
寒い時期の時差 |
8時間 |
計算方法 |
日本時間−8時間=フランス時間 (例1)日本 18:00−8h=フランス 10:00 (例2)フランス 22:00+8h=日本 6:00 |
常に日本が先に時間を進めているので、日本が夜のときはフランスの同日の昼間であり、日本が朝の時はフランスでは前日の夜になります。国際通話やチャットをする際は相手の現在時刻に配慮しましょう。
時差ボケ対策
時差ボケとは
差ボケとは、短時間で4〜5時間以上も時差がある地域間を移動した時に起こる心身の体調不良を言います。
私たちの体は無意識に自然の流れに調和するよう体内時計が刻まれ、自然に夜になると眠くなり、朝になると目が覚めるようになっています。
この体内リズムが時差により崩れることで、不眠や眠気、疲労感、食欲不振、頭重感などの症状が現れます。
このような症状に悩まされないよう、体内リズムを現地時間に合わせることで、時差ボケに備える方法を紹介します。
時差ボケ対策
就寝時間の調節
寝る時間をいつもより遅くすることで、体内リズムを現地時間に合わせる方法です。
数日前から少しずつ現地時間に就寝時間を合わせていき体内時計をずらしていきましょう。
日本とフランスの時差は8時間ですので、日本が朝の時はフランスでは前日の夜でしょう。
そのため、いつもより夜更かしし、朝方眠るとフランスでは、夜早めに就寝した事になります。
例えば、日本時間午前3時就寝するとフランス時間20時就寝することになります。
しかし、この方法は生活に支障がなく、無理のない範囲で少しずつ遅くしなくてはなりません。無理に夜更かしを続けると返って、出発前に体調を崩す場合があるためです。
飛行機に乗り、フライト中となったら現地時間を意識して過ごすことをおすすめします。
手元の時計を現地時間に合わせ、現地の生活リズムで就寝しましょう。
例えば、日本時間で13時(フランス時間で朝5時)出発の場合、フライト後すぐに軽く眠ります。
その後は、目が覚めたら到着まで起きていましょう。
そしてフランス時間18時(日本時間午前2時)に到着後は観光など控え、その日はホテルに入り、ゆっくり体を休め、眠りましょう。
そして次の日は、朝早く起きて活動してください。
このように、フライト中は現地時間の生活リズムで過ごし、眠るタイミングを調整することで、体内時計をリセットする様に心がけましょう。
食事のタイミングを調整
フライト中は睡眠での調整に加えて、食事のタイミングも現地時間に合わせる様にしましょう。
国際線の機内食は殆どの場合、現地時間に配慮したスケジュールで提供されるため、体内時計のリズムを現地時間に合わせるためにも、しっかり食べることをおすすめします。
しかし、満腹の状態で無理に食べるのは体への負担となります。
フライト中の間食を控えたり、搭乗前の食事を調整したりなどして、機内食を食べられるよう準備しましょう。
太陽の光をしっかり浴びる
滞在先では、朝は早く起きて、野外で活動し、しっかり太陽光を浴びることで早く体内時計を現地に合わせるようにします。
特に目的地に到着して滞在1日目は、しっかり太陽光を浴びて活動しましょう。
疲れが残っていて休みたい場合も、テラスや庭園などで日光浴をしながら休むと良いでしょう。
また、朝早く到着する便の場合、到着後の昼間は、観光などをして活動することになるでしょう。
しかし、夕方になると、疲れと体内時計がまだリセットされないことから強い眠気に襲われることがあります。
けれども、この時点でぐっすり寝てしまうと、真夜中に目が冴えてしまい眠れず、体内リズムが現地に合わせられず、時差ボケになってしまいます。
この夕方の眠気には注意しましょう。
余裕のあるスケジュールにする
楽しみにしていた旅は現地でやりたいことが沢山あるでしょう。
けれど、スケジュールは余裕のある状態にし、あまり予定を詰め込まず、休息もしっかりとれる日程で行動しましょう。
特に到着した日はフライトの疲れと体内リズムが十分に整っていないため体調を崩しやすい状態です。
夜はホテルで、ゆっくり過ごして体を休めましょう。
まとめ
- 日本とフランスの時差は8時間(3月〜10月のサマータイムは7時間の)
- 時差ボケとは体内時計が、ずれることで起こる体調不良
- 時差ボケ対策
- 就寝時間を調整
- 食事のタイミングを調整
- 太陽光を利用する
- 余裕のあるスケジュールを組む
時差ボケは工夫次第で、ならずに済むことや、軽く済むことができます。しかし、疲れが溜まっていたり、風邪気味の状態での出発は、時差ボケを助長します。快適なフライトと長旅に備え、体調管理にはくれぐれも気をつけましょう。