フランス語の勉強は順調ですか?
今回は留学中に出会う、日本コミュニティとの付き合い方についてまとめてみました。
せっかく本場のフランスでフランス語に浸って生活するために来たのに、日本人とばかり付き合っていては意味がありません。
しかし、なれない生活環境の中で、色々な面で助け合い、日本人ならではの悩みを分かち合えるありがたい存在として大切にするのも、長い留学生活を乗り越える助けになるもの事実です。
では、日本人コミュニティと付き合いつつも、フランス語力のしっかり向上させ、留学生活を満喫する良い方法を、これから一緒に考えていきましょう。
前編では日本人コミュニティのメリット・デメリットについてと、私の失敗談について書きました。
今回の後編では、9ヶ月のフランス留学生活の中で、日本人との付き合い方に悩み、失敗した私が気づいた日本人コミュニティとの正い距離の取り方をお伝えします。
日本人コミュニティとの付き合い方
目的にあった距離感で付き合う
目的に合った距離感というのは、滞在目的と留学期間です。 私が特に重視した方が良いと思うのが期間です。
短期留学の場合
留学期間が数週間から3ヶ月未満の短期留学なら、できれば日本人とは距離をおき、フランス語とフランスの生活に充分に浸ることをおすすめしたいと思います。
人生でフランスで生活できる体験はとても貴重です。そんな貴重な体験を思いっきり享受するために、日本人と日本文化を距離おおき、フランス生活を積極的に満喫して欲しいからです。
メンタル面でも3ヶ月くらいならば、留学生活への好奇心や熱意が持続していて、日本シックになる可能性も低いです。
短い期間での貴重な留学生活の中で沢山のことを吸収するために、意識的に日本と距離を置くことをおすすめします。
3ヶ月以上6ヶ月未満
留学生活も3ヶ月を過ぎると、語学学校の1学期が終わり、クラスが変わったり、季節が変わったりと環境の変化が訪れます。
また、仲良くなったクラスメートと別れ、新しい仲間と知り合ったりと人間関係も変化する時期になります。
そんな環境が変わることに寂しさと感じたり、気持ちがついていけず不安を感じたりし始める時期でもあるでしょう。
そして、フランスの生活に慣れ始め、人によっては日本が恋しく感じるかもしれません。
個人差はありますが、そんな留学生活のストレスを感じ始めるのが3ヶ月を過ぎた頃ではないでしょうか。
このような時期に無理に頑張るのはあまりお勧めしません。心が苦しい状態で無理が重なると、体調を崩したしまたったり、フランス語の勉強への意欲が落ちてしまい、留学生活が無気力になってしまう可能性があるからです。
そうならないために、日本人の仲間に留学生活の悩みを共有し合う機会を適度に作っても私は良いと思います。
ただ、頻度や距離感は気をつけた方が良いでしょう。
プラーベートの時間全てを日本人と過ごしたり、毎日必ず会う機会を作るのはフランス語を使う頻度がかなりが減ってしまいます。
特定の決まった友人とだけにする、週に数回話すだけにするなど、頻度を決めて過ごすことをお勧めします。
留学生活のストレスを減らし、自分の心を軽くするためなら、程度をわきまえた日本人コミュニティと付き合いは私は良いと思います。
6ヶ月以上の長期留学
6ヶ月以上の長期の場合は、留学目的や留学時の語学力に応じた付き合い方で良いと思います。
例えば、研究や派遣などの期間と目的が会社や大学で決められてりる場合、フランスでのプライベートの人間関係は自由で良いと思います。
個人での語学留学や大学や専門学校で自ら希望する長期留学の場合は、上記の3ヶ月以上6ヶ月未満の場合と同様、程度をわきまえ、程々の付き合いが良いのではないでしょうか。
また、どんなに長期にわたっても、全く日本シックにならない人もいるでしょう。
日本人と関わるより、フランス人や様々な国籍のクラスメイトたちといた方が居心地が良い場合は、もちろん日本人コミュニティに参加する必要はないと思います。
長期の慣れない環境での生活のストレスを感じ、日本が恋しいと思った時に疲れた心を癒すことが、日本人コミュニティと付き合うメリットだと私は思います。
バランスの取れた人間関係
フランス人コミュニティにも参加しよう
日本人コミュニティとのある程度の付き合いをするなら、当然フランス人とも積極的にコミュニケーションをしましょう。
留学中の生活は、基本的には寮やステイ先と学校を往復する毎日です。
ただそれだけでは退屈ですし、せっかくなので、積極的なアクティビティへの参加をおすすめします。
特にフランス人や大学の学生と交流することが目的のアクティビティには是非参加してみてください。
私の友人もこういったアクティビティでフランスでの人脈を作っていました。
様々な国籍の留学生と交流しよう
本場のフランス語にふれ、語学力を向上させるもの留学の大きな目的ですが、語学学校や大学で出会う国際色豊かなクラスメートとの交流も留学の貴重な経験であり留学の目的だと私は思います。
日本でも海外からの留学生と知り合うことはできますが、フランスは留学生受け入れ国で上位をしめ、また移民も多いため日本では経験できないグローバルな環境で学生生活ができます。
そんな留学中の国際交流は自分の視野を広げ世界を広げてくれるでしょう。
まとめ
日本人コミュニティとの付き合い方
・留学期間に応じた距離感
・フランス人コミュニティにも参加しよう
・様々な国籍の留学生と交流しよう
いかがでしたか?
私が失敗してみてわかったのは、日本人コミュニティとの付き合いは、慣れないフランスでの生活を助けてもらうことがメリットとなりますが、付き合う距離感と頻度を間違えてしまうと、フランス人や他の国のクラスメートとの国際的な交流の機会を減らしてしまい、結果、留学の失敗の要因になるのだとわかりました。
私の経験があなたのフランス留学への不安を少しでも和らげるために役立つことを願っています。
今日もフランス語の勉強頑張ってください。